誤嚥性肺炎で入院中の母が食事が摂れなくなり
看取りの段階になったたため
病院の配慮でそれ用のお部屋に移してもらえたおかげで
やっと弟と一緒に面会が叶いました
意識が朦朧として私たちが認識できているのかも
わからない母に対して
ふたりして
子どもの頃から
母にしてもらったことへの感謝
ずっと頑張り続けた人生だった母への
ねぎらいと称賛
心配ばかりかけたお詫びとなんとかやっていくので
もう安心してほしいこと
一生懸命声をかけました
母に久々に会うことができた心優しい弟は
途中で泣き崩れたけれども
わたしは面会の間中
じぶんでもびっくりするくらい
湧き出るように一点の曇りもない真素直な
愛だけが口をついて出てきて…
そうしたら
母もちゃんとしたタイミングで
うなづいたり時々目をあけたりするようになってきて
特に誉め言葉を伝えると
大きくうなずいたり声をあげたりするのが
とても母らしくて思わず弟とウケてしまったり…
そして
さらに驚くことには
母の血色がどんどん良くなっていき
今にも元気になって起き上がるのではないかと思うほどに
バラ色に変わっていったのです
「きっと、わたしたちの想いは通じているね」
母からそれを伝えてもらったことを確信して
弟とふたりして、心から喜び合って病院から戻りました
それは
あんなにいろいろな気持ちのかけ違いがあったわたしたち母娘にとっては
まるで嘘のような奇跡の時間でもあったんです
こういうことは「お母さんのお気に入りの弟の役割」と
広い心で見守っているようなふりをしていましたが
独りぼっちの道を選んでしまったわたしは
内心やるせなさにのたうち回ってきたんです
全肯定!心理学に出会ってこれでもかというほど時間をかけながら
なんどもなんども
わたしの未完了の想いを終わらせる努力をしてきたこと
そんなわたしのことを
日本一の共感力で
本当に根気よく導いて下さった大恩人のたかぢん師匠
そして
家族に感謝やねぎらいの言葉をかける師匠の姿を
これもなんども折に触れて見せていただいたこと
その集大成がこれなのだと思ったとき
穏やかだけれど深い感謝の想いに包まれました
こんな風に
じぶんを育て直すことができてこんなに幸せなことはありません
ひれ伏したいほどの感謝の気持ち、どうもありがとうございます